

しかも今回は長かった・・・
が、ようやく嵐が明けたようです

大体風邪をひくと息子は喘息がでるんですが、今回は出なかった!!!
やっぱり、身体が強くなってきてるのかなー!!
と感激

ただ、今回は38度越えの熱が続き、から咳→痰のからむ咳がよく出てました

寝ると出ないのに、起きてるとひっきりなしに出てくるので、
みていて可哀そう

嘔吐や下痢はなかったので、流行り風邪だったのでしょうか?
咳といえば、大塚製薬さんが出しているヴェポラップという商品をご存知ですか?
子供のときに、咳や鼻水がひどいとスーっとするクリームを
胸にぬってもらった方
も多いんじゃないでしょうか?
こちらの商品の主成分は、カンフル、テレビン油、l-メントール、ユーカリ油
なんですが、これらの化学成分はアロマオイルに含まれています。
今回はいい機会なので、ちょっと詳細に記録しておこうとおもいます。
ご興味ある方はご覧ください


カンファ―(樟脳)のことでヤロウ、ローズマリー、スパイクラベンダーオイル
などに含まれます。
カンファ―には血行を促進し身体を温め、過剰な粘膜除去する作用があります。
しかしながら、カンファ―は使用濃度を誤ると、神経を侵したり中毒反応をおこす恐れがあるので
注意が必要です。
(とはいっても、瓶ごと飲んだり、3%濃度以上で使用したりしなければ
特に問題はないですが・・・)
上記の精油は、それぞれカンファ―の含有率が異なり、当然ながらロットによっても異なります。
妊娠中の方やてんかんの持病があるかたは摂取しない方がいい精油です。

私はこういう名があることはしらなかったのですが
松科の樹木から得られる精油のようで、パイン精油と同じもののようです。
パイン精油は古くから呼吸器の感染症疾患の去痰剤として使用されていました。
パイン精油にはδ-3-カレンという鎮咳作用が期待できる物質が含まれているのですが、
このδ-3-カレンは、一部の方には皮膚アレルギーが起こることが分かっています。
なので、アレルギー性の呼吸器疾患(喘息)を持っている方は、芳香浴であろうと
使用しない方がいいと思われます。
(ヴェポラップの使用条件にもアレルギー体質の方は医師または薬剤師に相談するように
書かれています。

こちらはペパーミントオイルや薄荷油の主成分です。
メントールは、低温を感じる神経終末に一時的に作用するので、肌に触れるとひやっとした
感覚を与えます。
ミントの飴や、リップクリームを想像するとよくわかりますよね。
また、メントールは鼻の中や気管支にはいると空気の感覚が増すので、
呼吸が楽になり、鼻づまりの時や呼吸機器の感染症、吐き気などによく利用されています。

これはそのまま、ユーカリオイルですね。
ユーカリには、1,8シネオールが70%以上含まれています。
1,8シネオールは、優れた去痰作用で知られ、過剰な粘液(鼻水やたん)を
咳とともに吐き出す働きをします。
しかしながら、喘息による咳には逆効果で、気道を締め付ける原因になるといった報告もあります。
ちなみに、「ユーカリ」といっても、ラディアタ、グロブルス、シトリオドラなどの種類があり、
当然含有成分も異なってきます。
製品に使われているユーカリオイルがどの種のものなのかは不明ですが・・・。
長い前置きでしたが、
我が息子の咳にはこれ!!!
-thumbnail2.jpg)
・ペパーミントオイル
・スパイクラベンダーオイル
・植物性グリセリンまたは植物油(希釈できるならシアバターなど混ぜても)
これらをmixして胸に塗布します

(子供に使う場合、精油濃度は1%以下で!!!!!)
なぜ私がこの組み合わせにしたかというと
ペパーミントは、息子になじみ深い香り(ミントの飴が好き)なのと、
やはり呼吸を少しでも楽にさせてあげたいという願いから。
そして、痰を出させるためにユーカリ・ラディアタを使いたいところなのですが
前述通り息子は喘息疾患があるため、今回喘息は出なかったもの(医師確認済み)
不向きです。
カンファ―を期待したローズマリー・シネオールも、1,8シネオールが2割近く含有しています。
(ロット、生産地差あり)
そして、スパイクラベンダーですが、カンファ―が含まれていることは記述しました。
私がもっているものは1,8シネオールも1%弱(10ml中)含まれているのですが、
それをさらにオイルで希釈しているので、そこまで懸念する必要はないと考えます。
パインは、息子の皮膚につけるのは不向きなので、除外しました。
で、結果なんですが、息子曰く
「いいにおいだしスース―して気持ちいい

と言ってました

やっぱり、オイルをつくっているのを見ると楽しいようですし、
それを自分に塗られると思うと、いい気分らしいです(笑)
効果はどうなのか正直わかりませんが、呼吸はしやすいようでした

(ペパーミントはマスク用のスプレーに必ず使いますが、
鼻がぐじゅぐじゅしている時はほんとにおすすめです)
ところで、今回成分をかなり挙げましたが、
こういう成分情報はどこから知るのかというと
「成分分析表」
からです。
-thumbnail2.jpg)
生活の木社の成分分析表
私が所属している、公社)日本アロマ環境協会では、この「成分分析表」を
ロットごとに出している精油メーカーの製品を推奨しています。
ただ、「成分分析表」がないと販売してはいけないという規定はありません。
なので、日本にはこうした成分分析表がついていないオイルもたくさんあります。
成分分析表がついていないということは・・・?
たとえば、希少精油の代表格のローズabs。
ローズゼラニウムなどのローズ様の香りを「ローズ」と謳って
高い値段で販売しているところもあるということです。

しかしながら成分分析表は、販売前の精油を評価したものなので、
輸送中や保管状況によってそれらは多少なりとも変化するものと考えられます。
ですので、あくまで参考と、メーカー側が100%その植物から抽出したという証ですね。
あっ、ここは誤解していただきたくないんですが、
私は薬に頼らないわけではありません

(今回も受診し、いただいた薬を服用しています)
そして、「手づくり信者」でもありません(苦笑)
が、厚生省の許可を得て部外医薬品として世に出ているものと
似たようなものが、自分になじみ深いものを使って作れるのであれば
応用してみたいなーと思っています。
ただし、植物由来だから安全だという意味ではありません

植物にだって、アレルギーはありますし、自分自身でその植物を採り、
精油を採油し、いつもフレッシュな状態で使えるわけではないので
品質の劣化も懸念しなければいけません

そして、精油は植物から濃縮したオイルを抽出するので、
昔、怪我した時にヨモギの葉の汁をつけておけと言われた
おばーちゃんの知恵とも異なります。
(直接塗布は絶対にNGです)
今回は、息子が倒れるとともにまったく自分のことができない代わりに
たくさん頭で考えたのがこのブログ(日記)へとつながりました(苦笑)
最後までお付き合いいただいた方!!
お疲れ様でした(笑)

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